コラム07
アトピー性皮膚炎治療のガイドライン(厚生労働省)

アトピーについて、正しい知識を身につけましょう。



国内で数百万人の患者がいるといわれるアトピー性皮膚炎の治療法が揺れています。
民間療法でのトラブルやステロイド薬の使い方などをめぐって混乱が目立っています。
アトピー性皮膚炎の治療で、厚生省(現・厚生労働省)の研究班(分担研究者・山本昇壮広島大教授)は専門医に限らず広く臨床医を対象とした初のガイドライン(指針)をまとめた。

〜1999年7月7日 読売新聞(夕刊)  7月26日 日本経済新聞(夕刊) 他より〜


治療の前提として 正確な診断 と 重症度の判定
次の3つの柱を並行して治療することが重要と発表した。


1.ストレスや食物などの悪化要因の除去

患者によって悪化要因は異なるので、充分に確認をしてから除去対策を行なう。

2.皮膚の清潔と湿度を保つスキンケア

【毎日の入浴・シャワー】
  • 洗浄力の強いせっけんやシャンプーは避ける
  • 強くこすらない
  • かゆみを生じるほど高い温度のお湯は避ける
  • 入浴後にほてりを感じる入浴剤・沐浴剤は避ける
  • 入浴後は必要に応じて適切な外用剤を塗る
  • 保湿剤は皮膚の乾燥防止に有効。軽い皮膚炎は保湿剤だけで改善

【その他】
  • 室内を清潔にし、適切な温度と湿度を保つ
  • 新しい肌着は使用前に水洗いをする
  • 爪は短く切り、掻くことにより皮膚を傷つけないようにする

3.ステロイド剤などの薬物療法

薬物療法は年齢や使用部位に応じて選択する
  • 顔面へのステロイド剤の使用は極力さけ、可能な限り弱いものを短期間にとどめる
  • 一週間をめどに症状を評価し、適切な治療薬への変更を検討する


スキンケアにできること

  • 皮膚を清潔に保つ。
  • 乾燥から皮膚を守る。(保水・保護)


※スキンケアとは
医薬品を用いずに、皮膚の健康を維持したり、皮膚の病気を予防したりすることをいいます。