化粧品素材の成分説明

[保湿剤]ビタミンC誘導体
由来・
性状
白色粉末です。水溶液はアルカリ性を示します。
特徴 皮膚への吸収に優れ、皮膚内でビタミンCに代謝され、様々な効果を発揮します。 (皮膚に存在する酵素ホスファターゼによって、ビタミンCになります)

低温の水に溶け易く、使い易い誘導体です。
美白をはじめ、シミ、クスミ、小じわ、ハリ、タルミ、ニキビ、ニキビ痕、毛穴の開きに、実感できる成分として、注目されています。
特に、ニキビやニキビ痕には何らかの改善がみられるのは9割にも及ぶと言われる画期的な成分です。
美肌のための王様的成分といえましょう。

ビタミンC誘導体は多くの学会で臨床的評価が確立しており、多数の美容クリニックや皮膚科で推奨されています。

従来のビタミンCは肌への刺激が高く、肌への浸透性も期待できるものではありません。しかも水溶液にすると(化粧水として流通させるには)、不安定で酸化されやすく使用期限の問題もあり、製品には使いにくい成分でした。
期待される効果 《美白》
皮膚内でビタミンCに代謝され、メラニンの合成抑制と還元作用により、美白効果が期待できます。
シミを防ぐ: メラニン色素を作る酵素のチロシナーゼの合成や活性を抑える
シミを薄くする: メラニン色素を還元する

《抗酸化》
強力な抗酸化剤としてフリーラジカル(活性酸素)の捕獲作用があります。紫外線による、酸化ダメージに対して、非常に効果的といわれています。つまり、肌のトラブルを未然に防ぐということです。

《コラーゲン生成促進》
繊維芽細胞に働きかけてコラーゲンの生成を促進します。しわ、タルミ、ハリ、キメに効果を期待できる成分です

《皮脂分泌抑制》
過剰な皮脂の分泌を抑えることでニキビの発生に効果を発揮するだけでなく、美白、抗酸化、コラーゲン生成促進の作用も相まって、ニキビ痕(凸凹や赤み)や毛穴の開きにも効果が表れています。
濃度 1%〜10%で使います。

濃度に比例して効果を発揮すると言われる成分ですが、高濃度になると刺激が出てきます。
外国の製品には15%濃度のものもありますが、一般の美白化粧水には1〜2%、皮膚科など医療の現場では5〜6%、エステでは7〜10%が使われているようです。
最初は2%ぐらいから慣らしていきましょう。軽く痒みを感じることもありますが、2〜3回で慣れることがほとんどです。

ただし、赤いポチポチが見られた場合には中止し、体調が万全の時に1%ぐらいから再度チャレンジしてください。まだ赤いポチポチが出るようでしたら、ビタミンC誘導体の使用をあきらめましょう。
注意事項
ベース化粧水または精製水に溶かします。
使用直前に酸性化粧水と混ぜる分には、効果を発揮しますが、酸性化粧水での作り置きは化粧水中でビタミンCに変わり、効果が少なくなっていきます。
水道水に含まれる金属イオンで効果が薄れます。精製水を使いましょう。
刺激を感じることがありますので、薄い濃度から試します。